日本では馴染みの薄いイタリアのマセラティ。
もともとフィアットグループの傘下でしたが、97年にフェラーリの子会社として再生しました。
98年のパリモーターショーで登場したスペシャリティクーペ3200GTは、
まさにフェラーリイズムのもとで生まれた初めてのマセラティとなりました。
FRレイアウトに370馬力/50kg-mを発生する3.2リッターのV型8気筒ツインターボ、
革新的でどこかクラシカルな雰囲気も併せ持つエクステリアは、
あの名匠ジウジアーロのイタルデザインが担当。
残念な事に僅か5年間という期間で3200GTは短い歴史に幕を閉じ、
エンジンを自然吸気の4.3L V8を搭載するクーペと生まれ変わりました。
(主観的)インプレッション
スパルタンな走行フィールは誰であろうと圧倒されるはず、走りが好きなら虜になること請け合いです。
アクセルを踏み込むと雨の日は乗れないと確信が持てる驚異的なじゃじゃ馬ぶり。
足回りも必要にして十分な硬さで申し分のない乗り心地です。
370馬力V8DOHCツインターボの実力にただただ脱帽。
レスポンスもシャープで切れが有り、ステアリングもロックツーロック2.7回で、クイック&タイトです。
エキゾーストノートから奏でられる音色は、フェラーリイズムを感じる事が出来きます。
まさにフェラーリよりもラフに乗れる上質な、高性能グランドツアラーではと思います。
カンビオコルサのNA4200ccも乗りましたが、独特のフィールは3200GTに軍配が上がります。
個人的にマセラティを語る最後のビターボではと考えます。